2008.11.30 Sunday
●老獪狷介な政治家によって、定家のつかえていた九条家は失墜。主人の九条兼実(かねざね)、弟の大僧正慈円、兼実息の良経は位を剥奪、失脚、失墜。定家の妹の俊成卿女(としなりきょうのむすめ)はその政治家の息子と離縁された。
某月某日

この熊野御幸(1201)の数年前、承久の政変(1196)は起きている。
定家の主家の九条家の権威失墜、妹の俊成卿女は通親の長子、通具(みちとも)の夫から離縁された...
すべてを源通親がしくんだ。
通親は、後鳥羽帝の後宮に鎌倉の頼朝の娘大姫を迎え入れようと画策(1195)。
だが16歳の姫は、心をすでに深く病んでいた。
父頼朝が処刑した木曽義仲の子、人質として鎌倉に囚われていた、当時10歳の木曽義高に貞節を誓っていたのである。
その彼の首を切った父の画策と、母の政子を許せずに苦しんだあげくであったことだろう。
悲劇の大姫は20歳で死ぬ。
....................
さまざまな人生の上に紅葉が照る。
分け来つる山また山もかさなれば
もみぢの色ぞなほもみぢける
すべての元凶を企んだかにみえる源通親の、この御幸での詠。
狷介老獪な政治家の歌をあなたはどう受けとめることだろう。
*掲載写真は本日の代々木公園の紅葉。紅が今年は深い。

この熊野御幸(1201)の数年前、承久の政変(1196)は起きている。
定家の主家の九条家の権威失墜、妹の俊成卿女は通親の長子、通具(みちとも)の夫から離縁された...
すべてを源通親がしくんだ。
通親は、後鳥羽帝の後宮に鎌倉の頼朝の娘大姫を迎え入れようと画策(1195)。
だが16歳の姫は、心をすでに深く病んでいた。
父頼朝が処刑した木曽義仲の子、人質として鎌倉に囚われていた、当時10歳の木曽義高に貞節を誓っていたのである。
その彼の首を切った父の画策と、母の政子を許せずに苦しんだあげくであったことだろう。
悲劇の大姫は20歳で死ぬ。
....................
さまざまな人生の上に紅葉が照る。
分け来つる山また山もかさなれば
もみぢの色ぞなほもみぢける
すべての元凶を企んだかにみえる源通親の、この御幸での詠。
狷介老獪な政治家の歌をあなたはどう受けとめることだろう。
*掲載写真は本日の代々木公園の紅葉。紅が今年は深い。
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「花塾」主宰者。映画、音楽、花、美術、酒、料理、オペラ、旅行が大好き。「花塾」の詳細は